記録映画のアーカイブを活用して、映像を用いた多様な研究・教育の可能性を再発見する連続ワークショップ。今回は映画の保存活動そのものをテーマに取り上げます。記録映画の保存活動の過程で見つかった貴重な作品の数々を上映するとともに、今後の保存対策について考えます。 これまで記録映画保存センターでは、散逸・消失の危機にある記録映画を保存するために、様々な活動に取り組んできました。なかでも、著作権・所有権者が不明となった「オーファン・フィルム」の存在は、深刻な問題です。 また、これまで映画の保管場所は、主に製作会社、現像所と考えられていました。しかし、記録映画の保存活動の過程で、企画したスポンサー会社が保有している作品も相当数あることがわかってきました。いま会社の片隅で、多くの作品が誰にも知られずに劣化を迎えています。 これらの映画を今後どのように保存し、活用していくのか。ゲストには、芸術文化法・著作権法の専門家である福井健策氏、映画保存の専門家であるとちぎあきら氏をお迎えし、映画保存が抱える様々な課題、その解決策や今後の展望について議論します。 |
日時:2013年1月26日(土) 13:30-17:30(開場は13:00)
場所:東京大学本郷キャンパス(赤門横)
福武ホール・ラーニングシアター(B2F)地図
主催:東京大学大学院情報学環(記録映画アーカイブ・プロジェクト)
入場無料
プログラム
13:00- | 開場・受付開始 |
13:30- |
開会 総合司会:丹羽美之(東京大学) |
13:35- | 映画上映(100分)*プログラムを一部変更しました。
『東京見物~大正6年の東京~』(1917年、16分、製作:不明) |
15:35 | 休憩 |
15:50- | 映画保存の課題(40分) |
16:30- | 全体討論 討論者:福井健策、とちぎあきら、 |
17:30 | 終了 |