記録映画のアーカイブを活用して、映像を用いた多様な研究・教育の可能性を再発見する連続ワークショップ。その第8回は、東京オリンピック前の東京の変貌を記録した建設記録映画を特集します。
1960年代、オリンピックを目指す東京では、街が空に、地下に垂直にのびはじめました。道路も、鉄道も、建物も急速に立体化していきました。街が変わると人びとの生活や、仕事や、考えまでも変わっていきました。 今回の特集では、成長する日本のシンボルとなった東京タワーの建設をはじめ、東京オリンピック直前の青山通りの再開発、銀座の地下鉄日比谷線工事など、変貌していく東京の姿を当時の建設記録映画から見つめます。 ゲストには、「銀座の地下を掘る」を撮影した西村健治氏、都市プランナーとして活躍してきた伊藤滋氏をお迎えし、高度経済成長を通して、都市の建物や交通が、さらには社会や文化のあり方がどのように変化したのかを議論します。 |
日時:2012年6月17日(日) 13:30-17:30(開場は13:00)
場所:東京大学本郷キャンパス(赤門横)
福武ホール・ラーニングシアター(B2F)地図
主催:東京大学大学院情報学環(記録映画アーカイブ・プロジェクト)
入場無料・HPにて事前登録制 (終了しました)
プログラム
13:00- | 開場・受付開始 |
13:30- |
開会 総合司会:丹羽美之(東京大学) |
13:35- | 映画上映(100分) 『東京タワーの建設記録』(1959年、33分、マツオカプロダクション) 『空にのびる街』(1963年、30分、岩波映画製作所) 『銀座の地下を掘る』(1964年、36分、日本映画新社) |
15:15 | 休憩 |
15:30- | 制作者が語る 西村健治(元日本映画新社) |
15:50- | パネリスト報告 伊藤滋(東京大学名誉教授)
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16:30-17:30 | 全体討論 コーディネーター:吉見俊哉(東京大学) |